造幣局 国宝章牌 姫路城の紹介(2008)

造幣局 国宝章牌 姫路城国宝章牌
国宝章牌 姫路城

 造幣局製の国宝章牌は、2007年(平成19年)より販売が開始され、貴重な国宝の文化財を章牌のデザインとしております。

第二弾となる「姫路城」は、平成5年に法隆寺と共に日本初の世界文化遺産に登録されたことでも知られています。

章牌のデザインは、荘厳な姫路城は元より、裏面のデザインも大変凝られた重厚感あふれる作品。国宝章牌の中でも力作の一つと言えるでしょう。

国宝賞牌 姫路城の仕様や図柄についてなど写真と共に記載いたしましたので、お時間あればご拝読お願い申し上げます。

※こちらで紹介する国宝章牌は、純銀製のものになります。

国宝章牌 姫路城(純銀)の仕様

章牌の図柄と仕様
章牌の図柄と仕様
材質:純銀(造幣局品位証明刻印入り)
直径:60mm
重さ:約160g

以下、付属の栞による説明。

『国宝は、世界文化の見地から価値の高いもので、たぐいない国民の宝たるものであるとして国が指定しているものです。
 この章牌は、シリーズで貴重な国宝及びそれに付随する文化財を取り上げており、今回は日本の城郭で唯一世界遺産に登録されている「姫路城」を題材として選定しました。』
国宝章牌姫路城の表
姫路城
【表】「姫路城と白鷺」
「姫路城」と姫路城の天守に向かって飛んでいく「白鷺」をレリーフ(浮き彫り)で表現しました。
国宝章牌姫路城の裏
揚羽蝶と狭間
【裏】「揚羽蝶と鉄砲狭間」
姫路城を現在の形に改修した池田家の家紋である「揚羽蝶」を中心にして、姫路城の城壁に施された「狭間」をその周囲に落とし込み表現しました。

天を舞う白鷺の姫路城

国宝章牌姫路城の外箱
外箱

姫路城は、別名白鷺城(はくろじょう・しらさぎじょう)。
安土桃山時代の華麗な様式を伝える天守閣や櫓などの姿が翼を広げた白鷺のように美しく、白鷺城と呼ばれます。

また、姫路城は戦国時代の錚々たる顔ぶれの城主が名を連ねます。

黒田官兵衛、羽柴秀吉、羽柴秀長、木下家定

そして、関ヶ原の戦いの後城主となった池田輝政。

今日見られる姫路城は池田輝政による大規模な改修を経て、17世紀初めに完成しております。

国宝章牌 姫路城のデザインについて

国宝章牌姫路城の表
姫路城

姫路城は、右側から天守を望む形の西小天守と大天守がデザインされています。

天守外観の破風や出格子窓など細部まで彫りが見られ、さすがに屋根大棟両側の鯱はわかりづらいものですが、それとなく表現されているものです。

また、三羽の白鷺も自然な形で描かれており、見応えのある図柄と思います。

国宝章牌姫路城の表
白鷺

姫路城の縁取り

国宝章牌姫路城の表
姫路城外郭の彫り

姫路城の城郭と羽ばたく三羽の白鷺のレリーフは、見事ではありますが、特に目に付くところは姫路城の縁取りではないかと思います。

個人的にはこの縁取りに不自然な感じを受けますが、城郭の陰の部分を表現しているものなのでしょう。

写真では章牌をアップにしているため、より目立つものとなってしまっておりますが、やや離して遠目に見てみると自然な陰影に受け取れます。

もしかするとサイズの小さい白金では、これくらいの彫りを施してちょうどよく見栄えを調整できるのかもしれません。
白金は実物が手元になく比較はできませんが、サイズがふた回りくらい小さい白金ですので、細部の表現が難しいのだと思います。

※章牌の大きさは、純銀製:60mm、白金製:35mm

背面のデザイン

国宝章牌姫路城の裏
三巴紋と鉄砲狭間

背面のデザインが美しい。

周囲は、姫路城の瓦紋の三巴紋が施されており、その内側に城壁に備えた鉄砲狭間。さらにその内側に池田家の家紋「揚羽蝶」。
周囲の瓦紋と揚羽蝶の家紋はレリーフで表現されており重厚感のある仕上げとなっています。

国宝章牌姫路城の裏
浮彫りの様子

なお、姫路城の瓦紋は城郭の場所によってさまざまです。築城や補修の際にその時々の城主の家紋が用いられたことから瓦紋に違いがあるものですが、この違いを見てまわるのも姫路城の見所の一つと言えるでしょう。

※姫路城の瓦紋は、桐紋、揚羽蝶、立葵、三つ巴などが見られるそうです。

前作の国宝章牌「法隆寺」では、線彫りであったため、簡素な作りに感じてしまったものですが、本作はかなり気合の入った作りであったと言えるのではないでしょうか。

国宝章牌姫路城の裏
中央の揚羽蝶

ホールマークは側面に

国宝章牌姫路城の裏
造幣局ホールマーク

ホールマーク(造幣局品位証明刻印)は、国宝章牌シリーズの多くが裏面の下側に刻印されておりますが、姫路城に関しては側面に刻印されています。

国宝章牌 姫路城(純銀)の販売価格について

2008年(平成20年)に販売された価格は、21,000円(税込み、送料込み)。
販売予定数は、5,000個。

前年発売の法隆寺の販売予定数が3,000個(実売は5,437個)から大幅に販売予定数が増えました。法隆寺の申込数から予定数を調整されていると思われます。

国宝章牌シリーズの販売予定数は、姫路城と厳島神社(2009年)を除くと3,000個ですので、シリーズの発売当初は需要を鑑みながらの数量であったと推察します。

フリマサイト、オークション等での実売価格(純銀製)

日付取引価格
2022/0519,500円
2022/0423,800円
2022/0422,000円
2022/0416,745円
2022/0420,666円
2022/0321,000円
2022/0320,512円
2022/0218,600円
2022/0220,199円
2022/0117,600円
2021/1022,000円
2021/0818,500円
2021/0820,603円
2021/0722,400円
2021/0720,720円
2021/0719,000円
2021/0721,001円
2021/0721,000円
2021/0522,100円
2021/0522,000円
2021/0524,059円
2021/0422,500円
2021/0423,830円
2021/0420,300円
2021/0423,600円
2021/0218,000円
2021/0121,500円
2021/0120,000円
2021/0116,500円
2020/1218,501円
2020/1216,500円
2020/1215,342円
2020/1215,500円
2020/1120,000円
2020/1118,380円
2020/0820,000円
2020/0725,000円
2020/0723,000円
2020/0716,501円
2020/0617,000円
2020/0617,000円
2020/0616,100円
2020/0623,000円
2020/0514,000円
2020/0413,000円
2020/0412,000円
2020/0312,500円
2020/0112,600円

直近の取引価格は上記の通り。平均すると約18,000円くらいが実売価格と言えそうです。
しかし、昨今の銀相場高騰に伴い直近の取引価格が上がっています。(2022年の銀相場は、1グラム110円前後で推移)
国宝章牌の重さが160gくらいですので、地金の価値に近い価格での取引と言えるでしょう。

また、姫路城は販売数量が比較的多かったことからそれなりに出回っております。

国宝章牌姫路城のケース
ケースはベロア調。一般的なもの

今回はこの辺りで終わりにしたいと思います。ご拝読ありがとうございました。(管理人)

タイトルとURLをコピーしました