造幣局泉友会とは?設立の経緯と解散まで

造幣局泉友会 ブログ
造幣局泉友会

 造幣局製の記章や章牌、記念メダルの少し古いものについて「造幣局泉友会」が製造となっている場合があります。現行品ではみられないものですが、設立の経緯や解散までまとめてみました。

※造幣局150年のあゆみ(https://www.mint.go.jp/media/2023/03/ayumi150.pdf)の資料より造幣局泉友会の生い立ちなどを振り返ってみました。

1882年 造幣学術研究会の発足(造幣局泉友会の母体)

1882年(明治15年)に、貨幣製造全般における研究を行う造幣学術研究会が発足。これが後の造幣局泉友会の母体となった。

造幣局150年のあゆみ 44頁「造幣学術研究会の発足」に記載
商品購入用紙
記念メダルの申込要領。昔はこんな感じでした。

1923年 財団法人造幣局泉友会の設立

設立の詳細な経緯は、1923年(大正12年)に造幣学術研究会から造幣局泉友会に改称。その後、1931年(昭和6年)に財団法人となる。

メダル類の販売は、1917年(大正6年)より始まっておりましたが、それらの事業を引き継ぐ形で財団法人造幣局泉友会が設立されました。1931年(昭和6年)11月11日のことでした。

造幣局150年のあゆみ 71頁「財団法人造幣局泉友会の設立」に記載
商品購入用紙
払込票

(参考)造幣局の使命

造幣局泉友会は、独立行政法人造幣局に業務を吸収される形で解散となりますが、それまでの間に1999年(平成11年)に造幣局の独立行政法人への移行決定、2003年(平成15年)に独立行政法人化の流れもありました。この際に「造幣局の社会的使命は何か」について『社会的使命・目指すべき目標・行動指針』を定めたものが造幣局150年のあゆみに記されています。

造幣局150年のあゆみ 163-164頁「造幣局の使命」に記載

2005年 財団法人造幣局泉友会の解散

2003年(平成15年)造幣局が独立行政法人化された後も造幣局の関連公益法人として製品の販売を担いますが、2005年(平成17年)3月にその役割を終え、解散しました。

造幣局が独立行政法人化されたことで、これまでの財務省造幣局から組織変更が行われました。その中で造幣局泉友会の業務であった「造幣技術の調査研究」「造幣事業の普及」なども見直されています。業務が独立行政法人造幣局に組み込まれることで解散となりましたが、造幣局泉友会が持っていた財産(現金、土地、資材等)の移転や職員の再就職などの対応もあり、造幣局が独立行政法人化されて少しの時間を経てからの解散となったと思われます。

造幣局150年のあゆみ 44頁「造幣学術研究会の発足」に記載
造幣局泉友会
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以上になります。古い記念メダル等に「造幣局泉友会」製造のものは、2005年以前のもので一部見られると思います。現行の造幣局の前身のような位置付けだと思いますが、往年のコレクターにとっては少し懐かしい響きなのかもしれません。

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