純銀のメダルだと思ってレプリカを掴まされてしまうこと。稀にあると思います。特にネットオークションやフリマサイトの買い物での話だと思いますが、個人的には二回程あります。ただ、出品者によく確認せず購入をしていましたので仕方ない感じではあるのですが。
掴まされてしまったというよりは、ダメ元のスケベ心で手を出したそんなエピソード。
品物は『明治百年記念 明治天皇御肖像牌』
明治百年記念 明治天皇御肖像牌、財団法人常陽明治記念会より発行された章牌がその品物。
原図は、高田正次郎。原型が、蓮田修吾郎。材質は、純銀の120グラム。明治天皇の横顔を浮彫りされており見栄えのする章牌です。
個人的にはこちらの品のレプリカは見たことはありませんでした。
とにかく安い
購入先はネットオークション。1円スタートの破格値です。また、単品の出品ではなくその他銀製、銅製メダルとまとめての出品ではありました。
20以上メダルはあったと思いますが、そのせいか一つ一つを丁寧に写真で紹介するような感じではありません。あくまで雑多なメダルの処分みたいな形での出品というわけです。ざっと見る限りでは純銀の可能性があるのは、明治天皇御肖像牌のみ。他は金・銀メッキの銅製ってところでした。また、明治天皇御肖像牌も拡大した写真はなかったため分かる範囲で刻印の有無を確認できる程度。なんとなく刻印が入ってそうにも見えました。(微妙なところで何かしら刻印らしきものがありそうだけど「純銀」と入っているかはわからない状況)
おそらく出品者本人も高値で売るつもりはそれほどなく、家にあった雑貨を処分するような出品の仕方って感じでしたね。
落札金額は、3,000円程度
少し前に購入したもので正確な金額ではないかもしれませんが、3,000円前後だったと思います。仮に全て銅製だったとすれば妥当な金額。ここに純銀のメダルが入っていたならお値打ち、重さによっては破格値です。オークションであまり競らなかったのは気がかりでしたが・・・。
出品者に詳しく聞かなかったワケ
そうそう、純銀かレプリカかわからないなら事前に出品者に質問すればいいじゃないか!?という話もありますが、そこは地味な駆け引き。もし出品者に質問して「純銀製です」と回答があれば価格は15,000円を超えていてもおかしくなかったでしょう。だから品物の精査に質問をするのは野暮ってもんです。半信半疑だからこそ安値で購入できるかもしれないってわけですね。
手元に届いてみればひと目で分かるレプリカ
実際に手元に届くまではウキウキ。届いて見てみればガッカリです。それなりに精巧には出来ているもののやはり作りが荒い。出品されていた写真にもっと鮮明なものがあれば判別できたと思います。こればっかりは仕方ないですね。
出品者も騙すつもりはなかったと思いますし、価格もそれなりです。こういうこともあるんでしょう。
昔は怪しいお宝も結構ありました
今時はネットオークションもフリマサイトもたくさんあって個人出品がよく出回る時代になりました。そのため価格も調べて出される方も多くなっているので破格値で売られているのって見かけなくなりました。少し前までは結構見られたんですけどね。
個人的にはブックオフがネットに出品されている品では、何度かお世話になったことがあります。アンティークというか古美術品で市場価格が50,000円程度のものを5,000円で購入できたこともありましたしね。他にも雑貨おまとめみたいな中に純銀製のメダルが混ざっていたこともあります。ほんとブックオフの出品の雑さを心配するくらいだった時期もありました。
今でもよーく探してみればお宝的なものはたくさんあると思いますが、それでも一昔前よりは減ったと思います。