七宝焼きは優美で目を惹かれ、造幣局製の金属工芸品の他にも作品を見させていただいたりします。市販のものでは、アクセサリーや飾り皿、額装入り絵画、帯止めや数珠といった品も見かけます。壺や花瓶などの焼き物も見受けられますが、商売的に大物より小物が多いといった感じなのかもしれません。
個人的に七宝焼きに関しては造幣局製の七宝章牌を所持しておりますが、その他の工芸品、美術品といった類は予算的にも保管場所的にも手を出せていません。
とはいえ、様々なお品を見ているといいな、欲しいなと思うものもありまして。迂闊に手を出すと「また余計なもの買って」と家族にヒンシュクを買いかねないのでなかなか購入するのは難しいのですが。
その中でちょっとしたおすすめなのが「七宝富士缶」茶筒。お茶の入った缶です。
淡い桃色と鮮やかな青色のグラデーションが美しい絵柄ですが、作者は九鬼英子氏。有線七宝の七宝作家になります。茶筒は当然ながら七宝富士を印刷されたもので、実際に釉薬を使い制作されたものではありませんが、素敵なお品であるのは変わりないかと思います。
また、九鬼英子氏の茶筒缶は以前にも椿のデザインもあったと思います。
七宝富士缶は茶筒ですのでお茶屋さんが贈答向けの品として販売されています。投稿した2023年4月20日時点では、いくつかの茶屋で販売がされているようでしたのでご自宅用に贈答用に良いお品かもしれません。
追記
ネット通販を確認したところ椿柄の「七宝つばき」もまだ販売されているお店さんがあるようです。球体に描かれた椿が宝石のように鮮やかな絵柄でこちらも素敵だと思います。