たまたまネットで見つけたリサイクルショップの掘り出し物。全国にお店を出店されている有名なリサイクルショップでしたが、あるもんですね。掘り出し物。しかもニッチな金属工芸品で。
おそらく、収集されている方も限られているであろう造幣局製の七宝章牌なのですが、そうだからなのか価格を分かってつけられているのかよくわからないお値段なもので。とにかく、見つけてすぐに注文して購入してみました。開封しつつ写真を撮ってみましたので、状態を含めてどんなものかをワクワク。
購入価格は、72,500円(税込・送料込)
ケースだけ見ても高いのか安いのかよくわからないところですが、
これは安いです。お値打ちです!
なんと言っても定価で言えば、230,000円。2003年発売当時でも高かった(最近はもっと高い)。しかも、なかなか出回らない希少品ということもあって即購入です!
そして、外箱の状態はそれなり。そこまでよくはありませんでした。写真ではわかりませんが汚れや表面の小傷はそれなりのもの。古いお品なので仕方ありません。
造幣局「能楽七宝章牌」
そうそうお品は、能楽七宝章牌です。能と狂言を題材に二枚の章牌が封入されています。
箱の中はちゃんとケースが薄葉紙で包まれております。この薄葉紙が捨てられてしまっていないところもポイント。(外箱もですが結構ない状態で出品されているのを見かけます)
油性漆塗り木製ケース
漆塗りの木製ケースは良い状態。キズはほとんどない状態でした。
それでこの漆塗りのケースも立派なんですね。このケースは推定一万円くらいするもので、造幣局の七宝工芸品にかける意気込みが伝わるものです。
欠品はない模様
ちゃんと章牌を保護する薄葉紙も付いています。欠品はないと思います。
美しい七宝章牌
章牌の出来栄えは見事です。勝手に語った記事は別に作ってあるので詳しくは語りませんが、とても良い物です。
章牌の背面は、能と狂言と菱文様
菱文様を背景に能と狂言の漢字とローマ字。当時は海外向けの贈呈や販売も視野にあったのでしょうか。ケースの内側の説明文も英語で書かれているのが特徴です。
造幣局製の七宝章牌は、生産数の少なさから発売時の抽選を逃すとなかなか入手が大変です。こうして掘り出し物と呼べるくらいの価格で購入できるのも稀なため見かけたら迷わず購入という方もいらっしゃるかと。この度はすでに同じ品を持っていたりするのですが、衝動買いしてしまいました。