造幣局製貨幣文鎮の紹介(貨幣彫り菊陽刻)

造幣局 貨幣文鎮 その他記念品
貨幣文鎮

 造幣局製の金属工芸品は、様々な式典やイベント等で記念品として用いられておりますが、こちらの貨幣文鎮も古くから見られるものになります。

貨幣彫りに陽刻菊があしらわれた文鎮で、多く見られるものは青銅製になりますが稀に純銀製のものも出回っております。

造幣局製貨幣文鎮の仕様や図柄ついて写真と共に記載いたしましたので、お時間あればご拝読お願い申し上げます。

造幣局製 貨幣文鎮の仕様

文鎮の図柄と仕様
文鎮の図柄と仕様
材質:青銅
直径:約9.7×2.2cm
重さ:約114g

年代による違い

造幣局製の貨幣文鎮はほぼ同じ構図ではありますが、年代によりデザインの一部が異なります。
私が知るところでは文鎮の硬貨に記された年代は下記の通りで、

  • 昭和25年
  • 昭和43年
  • 昭和47年
  • 昭和58年

当時の発行貨幣のデザインの違いや50円硬貨、500円硬貨の登場による部分的なデザインの改定が行われているようです。

おそらくこの他にも異なる年代のものもあるかと思いますが、デザインは同一で硬貨の年代をその時々で変えられていると思われます。

造幣局製 貨幣文鎮の図柄

菊の花が前面に大きく浮き出るように彫られており、周囲を飾る硬貨はその当時に発行されていたものが配されます。
また、硬貨の年代が確認できるのは写真のものでは右側に位置する一円硬貨であり、昭和四十七年であることが見てとれます。

貨幣文鎮の表
昭和四十七年

菊と硬貨の彫りは近くで見るとよくわかりますが、とても立体感のある作りになっております。
硬貨は無造作に置かれているようでいて均衡が取れており、造形美を感じられるのは絶妙な作りなのだと思います。

貨幣文鎮の表
菊をモチーフに

菊と硬貨。

貨幣文鎮の表
当時の発行通貨

無造作に置かれた硬貨。

貨幣文鎮の表
当時の発行通貨

昭和58年の貨幣文鎮は、5円玉が500円玉に置き換わっているようです。

背面

貨幣文鎮の裏
背面

背面は光沢仕上げ。造幣局製の刻印も見られます。

貨幣文鎮の裏面
造幣局製刻印

桐箱

貨幣文鎮の全体像
写真は無記名の箱

文鎮は桐箱に収められており、記念品によってはその名称や年代などが箱に明記されているものがあるようです。

フリマサイト、オークション等での実売価格

日付 取引価格
2022/02 3,620円
2023/01 1,900円
2023/01 1,400円
2022/12 2,050円
2022/06 2,000円
2022/06 2,300円
2022/06 1,800円
2022/06 3,800円
2022/04 2,184円
2022/02 4,980円
2021/07 1,980円
2021/04 2,200円
2021/03 3,100円
2021/03 3,980円

以上のようにややばらつきのある価格です。
青銅製のため地金の価値はさほどないと思われますので、古物的な価値が価格に反映されているものと思われます。

以上、今回はこの辺りで終わりにしたいと思います。ご拝読ありがとうございました。(管理人)

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